#7 語学留学、ビザ申請、問題発生。Part1
こんにちは。ほのこです。
現在、トロント生活3年目に突入した私ですが、今回はこれまでに取得したビザのお話を書きたいと思います。(もう少し長くカナダに居たいけど、ビザの関係で帰国してしまう人が結構いる気がするので、参考になれば嬉しいです。)
私は語学学校に6ヶ月間通うことにしたのですが、その期間は勉強のみに集中することだけを考えていました。
お恥ずかしいことに高校、大学と学生の時に全く勉強してこなかったので、まず単語にだいぶ難ありで(今もだけど笑)さらに勉強方法から学ばなくていけないレベルでした。なので「絶対、語学学校とバイトの両立できるほどの余裕なんてない!」と思い、迷わず学生ビザを取得しました。そして、半年してからワーホリビザに切り替えてがっつり働くという作戦です。
私がどれだけ英語が出来なかったかというと、「喉渇いた。」の ”thirsty” が言えず、”I'm dry.” と言っていました(笑)
さて、本題ですが、語学学校に通うための学生ビザ取得の流れはこんな感じです。
- 語学学校を申込(全額支払済)
- 学校側から入学許可証を貰う。
- 銀行口座の残高証明書を取得する。
- カナダ移民局に申請する。
- 移民局からビザ取得を許可する旨のレターを貰う。
入国当日、そのレターを持ってカナダ移民局から正式なビザの紙を発行してもらって完了です。(薄い黄色?黄緑?の厚紙です)
残念ながら語学学校に通うための学生ビザでは一切働けないのです、、、。なので、滞在期間中きちんと生活できるだけの資金があるということを証明するために、銀行口座の残高証明書をつけて申請する必要があります。もちろん日本の銀行でOKですが、英語表記の残高証明書を出してもらうようにお願いする必要があります。重要なのは自分が行く国の通貨に換算してもらった証明書が必要なことです。なので、私のはカナダドル表記でお願いしました。
銀行によって違いますが1通800円くらいだった気がします。窓口ですぐには発行されず、あとで郵送されて自宅に届く形になります。(余裕を持って1週間は掛かると見ておいた方がいいです)
ここで勝手に豆知識☆
私が思うここが “カナダは日本より優れている” のは銀行のシステムです。
- どこの銀行間でも手数料無料で何度でも送金可能(個人口座の場合)
- 送金がとっても簡単(相手の銀行名、口座番号は不要!メールアドレスか携帯電話番号のみ)
- 窓口の営業時間が長い(場所によりますが平日は夜8時までや、土日も空いているところも)
- キャッシュカード紛失時も無料で即日再発行
- 残高証明書もその場で無料発行
学生ビザ申請時の残高証明の金額については【滞在月数×$1,000】が目安のようです。私もエージェントからそのように言われました。なので6ヶ月×$1,000で$6,000ですが、念のため少し多めの$8,000くらいの残高証明書を取りました。
いざドキドキの申請です。もちろんエージェントオフィスに行って一緒に内容を確認してもらいながら進めます。それまでにカナダ移民局のホームページで自分用のアカウントを作成していたので、そのページから、質問事項に答えたり、必要書類をアップロードしたりして、
ぽちっ!
無事申請完了です!!
※たしか、申請料が$150 必要でクレジットカードのみで支払い可能だったと思います。(最近では事前の指紋認証登録が必要になっていたり、他にも変更点があると思うので気を付けてください)
待つこと10日間。
この回答が来るまでの期間は時期によって異なるのでですが、今申請するとどれぐれい時間が掛かるのかは移民局のホームページで確認できます。(夏の間は留学生が多く来るので4〜5週間くらい掛かったりします)
そして、ついに10日後、待ちに待った結果が来たー!移民局からレターが届きました♡
Thank you for your interest in studying in Canada. After careful review of your study permit application and supporting documentation, I have determined that your application does not meet the requirements of the Immigration and ….I am refusing your application on the following grounds…
えーっと、なになに?
何て書いてあるの?
雑な訳ですが内容はこんな感じです↓
カナダで勉強するのに興味を持ってくれてありがとうございます。申請頂いた学生ビザの内容と書類を審査した結果、申請内容が規定に満たしていないという判断になりました。理由は以下の通りです…。
え?
え?
え?
い、いま、なんと?!
うそでしょ、ビザ却下された〜!!!
却下の理由は簡潔に言うと滞在中の資金面が十分ではないということでした。なぜ〜〜〜。ちゃんと 6ヶ月×$1000 以上の残高証明だったのに。。。
ただ、レターの最後にもう一回申請してくれるのはウェルカムだよ!って書かれていたんですね。もうここから大慌てです。再申請せねば!!!
ただ、この却下された時点で 2018/4/30(月)
そして、みなさん。
おさらいしてみてください。どうやって申請のプロセスを経たか!
そう、一番最初に語学学校を申し込んだんです!!!つまり、すでに入学日が決まっているんです!!!もう全額払った(汗;;;)入学日は2018/6/4(月)です。(むしろこのプロセスがないと学生ビザ申請できない)
そして、それに合わせて航空券もすでに購入済み。出発日は2018/5/30(水)です。
再申請するにあたり残高証明書を再び取得せねば!!!(これにまた数日掛かる。。。)
とっても個人的な事情ですが、この時点で私はまだ仕事をしていたので、銀行に行くために有給を急遽取ることに。色々と引継ぎ中だったのに本当に迷惑なやつです、ごめんなさい(涙)
そして速攻で申請しても結果が返ってくるまでに10日間。ちなみにこれ10営業日のことです。土日はカナダ移民局はお休みなので処理が進みません。
つまり、ケツカッチンもいいところ(ケツカッチンって最近でも使うのだろうか?)
急いで再申請をするにあたり、エージェントの担当者さんからはこのようなメールを貰いました。
「昨日のメールではできるだけ多めの残高で再度証明書をお出し頂きたい」とご案内させて頂いたのですが、全く同じ銀行のご自身の口座で急に金額が増えたもので再度提出すると、このお金はどこからきたのか?なぜはじめからこの金額で提出しなかったのか?といことを疑われてしまう可能性がございますため、できれば親御様の口座のもの、もしくはご自身で別銀行で口座をお持ちであれば別の口座の残高証明書をお出し頂ければと思っております。そちらは可能でしょうか?
な、なるほど。たしかに。
幸い、私は自分名義の別の銀行口座を持っていたので、大慌てで色んなところからかき集めた貯金をそちらの銀行に一気に送金する羽目に。しかもこの銀行、メガバンではなかったためか、「えーっと英文表記の残高証明書ってどうやってやるんだっけ?」というレベル。丸4日掛かりました。。。私の愛すべき地元の信用金庫だったので悪くは言いませんけどね。(笑)
それまでは、最初から最後まで自分の力だけで留学に行きたいと思っていたのですが、泣く泣く母にもお願いして協力してもらいました。もちろん残高証明を取り終わった後はすぐに全額母に返金しましたが、すでに社会人で、自分がやりたいと思って決めたことなのに結局頼ってしまいました。(なかなか自立出来ない娘です。母よ、ごめん!)
しつこいですが私の出発日は2018/5/30(水)です。
2018/5/11(金)残高証明書が自宅に届く。
2018/5/14(月)再びエージェントへ行き、なんとか再申請完了。
待つことさらに10日間。
2018/5/24(木)
キター!!!ついに申請が許可されました!!!(今回は8営業日目に回答が出ました)
フライトの6日前でついに。感無量です。
でも、冷静になってみれば、そりゃ許可されるんです。前回の却下理由は資金面のみで、しかもまた申請してね(次はOKするからのニュアンスを含む)で、今回は前回の3倍以上くらいの額で残高証明取ったんだから。
いやー、でも申請が通るのはわかっていたのですが、なんせ時間との勝負でした。フライトの後に申請が通っても意味がないので本当に冷や冷やしました。
えー、これを踏まえて反省点をいくつか挙げたいと思います。
1. ギリギリまで働かない!
私は有給消化中にダラダラしてしまう前に飛び立ってしまえ、と思って敢えてギリギリまで働いていたんですね。ただ、これが却って仇になって、再度銀行に行くのに時間が掛かったり、仕事の都合上、再びエージェントに行く予約をすぐに取れなかったり(※エージェントは予約制です)と大変でした。
2. 早めの申請を心掛ける!
私も十分に余裕を持って申請期間を設けていたつもりでしたが(なので2回目で何とか間に合った訳ですが)何があるかわからないので、本当に早く申請するに越したことはないです。
3. 残高証明書の金額は多すぎて困ることはない!
私の最大の失敗はこれです。本当に無知だった私は普通預金と定期預金の残高証明を一緒の紙に載せられることを知らなかったんですね。そして当時、定期預金に1円たりとも触りたくなかった私は普通預金のみで証明書を発行してもらったんです。そして、無残にこの結果です。(しっかり調べてからやれ!)
ただ、それにしても基準の滞在期間×$1,000は満たしていたのですが、うーん、これはアンラッキーだったというしかありませんね。やっぱり日本ほど規定がきっちり決まっていないようなので、本当に審査官次第なんですね。ザ、海外あるあるあだと思います。
これは、現地で出会った別のエージェントの方が言っていたことなんですが、このような資金面での却下を避けるために、航空券や学校の授業料を支払う前に残高証明書を取っていた方が多く見せれる、とのこと。ただ、取得日にタイムラグがありすぎると、それもまた怪しいと思われかねないので要注意です。(それに支払ってから語学学校の入学許可証がすぐに届くわけではありません。学生ビザ申請には入学許可証が必須です。)
実際にカナダに入国した際、私が発行してもらった学生ビザは学校期間6ヶ月+猶予3ヶ月(?)で計9ヶ月のものでした。カナダ側的にはもともと猶予期間も含め滞在費がもっと必要という判断だったのかもしれません。が、しかし、学校期間の6ヶ月は確定でもらえる期間として、猶予期間は入国時の審査官次第です。通常は2〜3ヶ月だそうですが、決して申請が下りる時点で決まっていたわけではありません。なぜなんだ、マニュアル通りにやってくれ(マニュアル大好きの日本人。笑)まあ、そりゃあ、長めに発行して頂けるのなら有難い話ですけどね。
というわけで、学生ビザが一度却下されるという問題をなんとか乗り越えて無事、トロントに来ることができました☺︎
予想以上に長文になってしまった上に、ワーホリビザ、別の学生ビザ(就労条件付き)まで辿り着けませんでした!次回に持ち越したいと思います〜!
読んでいただきありがとうございました:)