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トロントライフ

#12 カレッジの勉強内容

こんにちは。ほのこです。

 

2週間のリーディングブレイクが終わり、今日から授業再開です。とは言っても、カナダのオンタリオ州はまだ自粛期間が解けていないので、授業はオンラインです。

 

リーディングブレイクとは学期の間のお休みのことを言います。名前の通り、本を読むべきなのかもしれませんが、私はかなりダラけていて(ぎっくり腰にもなったり…)気づけばアッという間に終わってしまいました。

 

リーディングブレイク以前の話ですが、最近、読んだ本には ”BECOMING” というミシェルオバマの著書があります。カレッジに入学してすぐのクラスが同じだったエクアドルの友達がおすすめしていた本で、かなり考えさせられる内容でした。(因みに日本語に翻訳されたのを読みました笑。日本語タイトルは”マイストーリー”です)余談ですが、Netflixにあるこの本の紹介してアメリカを周っていくツアーのドキュメンタリーも素敵なお話でした。

 

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一時帰国して日本から持って帰ってくる際になぜか表紙を外したようで、とってもシンプルな外見。笑

 

 

正直、内容はところどころ、私とは無縁の世界で、実際には良く理解できないことがありました。例えば、日本人として日本で生まれ育つと、人種差別を受ける感覚を真の意味で分かっていない。とか、彼女が自分のことを定義する上で ”私はシカゴのサウスサイド出身” という表現を良く使うのが、私にとってはただの地名でしかない、とか。でも、その言葉は地名以上に彼女がどんな人たちが住むどんなコミュニティーで育ったのか、彼女のアイデンティティを伝える最適な表現だったりします。無縁の世界だからこそ、その世界がどんなものかを知って学ぶのに良い機会でした。また、本の内容はもちろんファーストレディーとしての話も多く書かれていますが、意外だったのは一人の女性として、家族に愛されて育ち、勉学に励み、結婚し、キャリアのこと、夫婦のこと、育児のことに悩み奮闘する姿でした。何というか、等身大だなという。。。

 

 

いつも通り、話がだいぶ逸れてしまいましたが(笑)カレッジの話に戻りましょう。私はILAC(アイラック)というプライベートカレッジの ”Business Administration with coop 92 weeks” というコースに通っています。

 

ILACはもともとカナダで一番大きい語学学校として有名なのですが、語学学校だけでなく近年カレッジコースも設立されたのです。留学生として公立カレッジに通う場合、カナディアンの3〜4倍近い授業料を払わなくてはいけないので、それに比べるとお値段もまあまあお手頃◎

 


私のコースは1年の間に5タームあり、科目は全部で9個あります。

1ターム目(9weeks)
・Profesional Communication
・Working Across Culture

 

2ターム目(4weeks)
・Digital Marketing

 

3ターム目(9weeks)
・Project Manager
・Organizational Behavior

 

4ターム目(9weeks)
・Business Math
・Business Management

 

5ターム目(9weeks)
・Accounting
・Human Resource

 

※同じコースでも習う科目の順番は入学日によって前後します。

 


簡単に言えばどれも、事務職として働く上での知識や、組織のマネジメントについてをさらっと学びます。

 

例えば、1ターム目のプロフェッショナル・コミュニケーションではカナダで働く上で、どのようなビジネスマナーが必要かという内容です。具体的には、仕事をゲットするまでの過程で、当然、履歴書を出して面接まで漕ぎ着ける必要がありますが、この履歴書は日本のものとは全く中身が違うんですね。主に自分のパーソナリティーやスキルを書いて、それが応募した職種でどんな風に役立つかを明記します。カナダでは学歴よりも経験が必要とされるので、どこの大学出身で何学部かは二の次なのです。なので、自分の性別、年齢、顔写真など一切なしです。

 

そして、2ターム目のデジタルマーケティングでは、実際に世に存在する商品のGoproカメラのプロモーションをwebページで作りました。また、広告を打ち出すにはどのくらいの費用を使って、どのくらいの効果を得るべきのかなどを学びました。webページを作るに当たり、実際に使われているCMをYouTubeから取って来て貼り付けたり、ツイッターやインスタグラムなどのSNSに飛ぶリンクを作ったり(因みにSNSは英語では通じません。ソーシャルメディアと言う必要があります。)デザインをどのようにするか他の企業HPを見て、自分の好みを考えたりしました。基本的に授業はほぼアクティビティーだったので、結構楽しかったです。

 

また、3ターム目のビジネスマネジメントでは主にマネージャーやチームリーダーとして自分の部署をマネジメントするには、メンバーをどのように導くべきかについてでした。たとえば、部下にフィードバックを与える際、サンドイッチ型モデルと呼ばれる方法が有効的で、簡単に言えば、褒める部分→改善すべき部分→褒める部分の順に話すということです。そして基本的には部下のモチベーションを引き出してあげよう!それが良いチームへの貢献に繋がるといった感じの内容です。

 

やはり色んな国から生徒が来るので、文化の違いにより働き方やそれにまつわるルールも違うんだな〜ということが分かります。そんなこと教えられなくても一般常識でしょ、と思うことがたくさんあったり、逆にこんなところに文化の違いがあるのか、と気付かされたりもします。その他に英語の勉強にも大いに役立ちます。日常会話ではあまり使わないけれど、オフィスで良く出会す言葉が授業中にも登場して、その度に新しい単語を覚えなければいけないので、”英語を勉強する” のと “英語で勉強する” というバランスが取れていて、私の現在のレベルにぴったりです。

 

正直、入学当初はクラスメイトが賢い子たちばかりなのと、南米やヨーロッパの子達持ち前の積極的に発言するという姿勢に圧倒され、カレッジを辞めて今すぐ語学学校に戻った方が良いと思っていました。でも、優しいクラスメイト達に助けられ、全員でこのコースに受かろう!という団結力のもと次第に授業に慣れていくことができました。日本人がどこにでもいる語学学校と違い、カレッジでは本当に数人しかいないので(最初のクラスで日本人は私のみでした)チャレンジな部分は多いですが、まあ、何事も経験という感じで何とかやっています(笑)

 

これで私は5ターム目で、最終タームとなるのですが、その後にはco-opというインターンシップの期間が約40週間あります。なので、そろそろインターンシップ先についても探し始めればならず、忙しいタームになりそうです。

 

インターン先は学校が紹介してくれるところへ行くか、自分で見つけてきたところへ行くかの2通りあります。また、有給か無給かはインターン先によるのでしっかりと選ぶ必要があります。ただ、私の感覚では、無給インターンの方がより高度な仕事内容を出来ることが多く、その分自分のスキルも上げられる気がしています。しかし、そもそもコロナウィルスの影響でカナディアンすら職がない状況に陥っているので、本当にインターン先を見つけられるのか少々不安です。当たって砕けろ!の覚悟でインターン探しをして行きたいと思います。

 


読んでいただきありがとうございました:)

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